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【特集】カドカワ Research Memo(8):株主の利益還元を重要な経営課題と認識、自社株買いも実施

カドカワ <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元

カドカワ<9468>は、企業体質の強化、将来の事業展開に備えた内部留保の充実により永続的な企業経営を行うことを前提として株主を始めとするステークホルダーに対する利益配分を継続的に実施することが重要であると考えており、その上で株主の利益還元を重要な経営課題として認識し、期間業績を考慮に入れて検討するとしている。

2016年3月期の配当金は1株当たり20円(配当性向は20.2%)。2017年3月期については20円を継続する計画。また、同社では株主優待も行っている。その内容は、100株以上を1年以上継続して保有(株主名簿に連続3回以上記載)した株主に対して、自社子会社の文庫3冊または新書3冊または単行本2冊または映画チケット2枚または、電子書籍購入ポイント3,000ポイント付与またはDVD・ブルーレイ1セットを贈呈。3年以上継続して保有(株主名簿に連続7回以上記載)した株主は、自社子会社の文庫2冊または単行本1冊または映画チケット1枚または電子書籍購入ポイント1,500ポイントが追加されることになっている。

なお、同社は平成27年8月6日開催の取締役会決議に基づき、平成27年8月10日から平成27年10月15日までの期間、東京証券取引所における市場買付けで、同社普通株式3,000,000株を取得価格総額4,712,098,500円で自己株式の取得を行った。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

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