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【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、政局にらみも買戻し主体の展開


■続落、EU離脱後に経済悪化の懸念強まる

先週のポンド・円は続落。欧州連合(EU)から英国が離脱することによって、英国経済の減速や資金流出の可能性があるとの見方が浮上し、ポンド売りを促した。短期筋などのユーロ買い・ポンド売りは継続し、この影響でポンドの対円レートは軟調推移となった。取引レンジ:133円35銭-139円02銭。

■下げ渋りか、政局にらみも買戻し主体の展開

今週のポンド・円は下げ渋りか。英国の欧州連合(EU)離脱を受け、EUとの交渉過程や国内政局をにらんだ展開となりそうだ。ただし、ポジション調整的なポンド売りは一巡したとみられており、新たな売り材料が提供されない場合、ポンドの対円レートが一段安となる可能性は低いとみられる。原油先物や欧米株式の上昇はプラス材料。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・7日:5月鉱工業生産(前月比予想:-0.6%、4月:+2.0%)
・8日:5月商品貿易収支(予想:-100億ポンド、4月:-105.26億ポンド)

予想レンジ:134円00銭-139円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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