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【市況】米国株見通し:英国問題9月まで小康状態入りで落ち着きも

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2034.75(+6.25) (17:55現在)
ナスダック100先物 4296.25(+15.25) (17:55現在)

グローベックスは上昇
EU離脱交渉の行方
欧州は全般買い先行

17:55時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は堅調に推移している。

28日のNY市場は上昇。英国の欧州連合(EU)離脱による懸念が一服し、欧州株が全面高となった流れを受けて、米株式市場は買いが先行。原油相場の上昇に加えて1-3月期GDP確定値が上方修正されたことなども材料視された。ダウ平均は269.48ドル高の17409.72、ナスダックは97.42ポイント高の4691.87。

グローベックスの米株先物は堅調に推移しており、NYダウでは60ドル高程度を織り込んで推移している。また、欧州市場は軒並み上昇しており、ユーロストックで1.7%程度、独DAXで1.3%、英FTSEで2.0%と買いが先行している。目先は欧米市場の動向を睨みながらの相場展開になろうが、英国のEUからの離脱交渉が9月以降に先送りされることが固まったと報じられている。

EU首脳会議で合意と伝えられるなか、欧州警戒が長期化するとの懸念はあろうが、一先ず9月までは小康状態に入りそうだ。落ち着きがみられてくることから、自律反発の流れが続く展開が期待される。また、経済指標では個人所得(5月)、個人消費支出(5月)、個人消費支出(PCE)価格コア指数(5月)、中古住宅販売成約指数(5月)、MBA住宅ローン申請指数(先週)などが予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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