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【特集】三栄コポ Research Memo(2):史上2位の売上高、過去最高益を達成


■業績動向

(1) 2016年3月通期の業績動向

三栄コーポレーション<8119>の2016年3月期通期の売上高は49,415百万円(前期比11.2%増)、営業利益2,361百万円(同202.6%増)、経常利益2,423百万円(同137.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,435百万円(同147.3%増)と大幅な増収増益を達成した。売上高で45,000百万円を突破したのは、30期ぶり史上2位である。売上高は主力3セグメントともに好調で、地域別には日本の売上高が特に伸長した(約4,100百万円増)。利益の伸びはさらに顕著であり、各利益ともに過去最高益を更新した。増収に加えて、総利益率の改善(前期比2.2P増)及び販管費率の低減(同0.8P減)が増益の要因である。具体的には、三發電器製造廠有限公司を始めとする海外子会社が増収により増益に貢献し、国内では特に「ビルケンシュトック」の増益が寄与した。セグメント別には主要3事業セグメントで増益を達成し、家具・家庭用品事業が914百万円の増益、服飾雑貨事業が545百万円の増益、家電事業が366百万円の増益だった。顧客別には、良品計画へのOEM販売が17,737百万円(前期比17.9%増)と伸び、すべてのセグメントに好影響を及ぼした。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《SF》

 提供:フィスコ

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