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【市況】NY株式:ダウは230ドル高、英国民投票に楽観ムード広がる

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

23日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は230.24ドル高の18011.07、ナスダックは76.72ポイント高の4910.04で取引を終了した。本日の英国民投票で欧州連合(EU)残留に楽観的な見方が広がり、欧州株が全面高となった流れを受け、買いが先行。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、原油相場の上昇が好感された。21-22日に行われたイエレンFRB議長の議会証言で、英国が仮にEUを離脱したとしても、米景気が後退する可能性は低いとの見解が示されたことも投資家心理の改善に繋がっており、終日堅調推移となった。ダウは220ドルを超す上昇となった。セクター別では全面高となり、銀行や半導体・半導体製造装置の上昇が目立った。

大手行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は顧客の口座保護に関する規制違反の疑いで当局と和解交渉を進めていると報じられ、上昇。小売のメーシーズ(M)は最高経営責任者(CEO)の交代を発表し、堅調推移。航空機メーカーのボーイング(BA)はモルガンスタンレーによる買い推奨を好感し、上昇。ホームセンターのホーム・デポ(HD)は野村証券による投資判断引き上げを受け、買われた。半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)も複数のアナリストの投資判断引き上げを受け大幅上昇。

本日、ニューヨーク証券取引所に上場したクラウド通信企業のトゥイリオ(TWLO)は、公開価格15ドルを大幅に上回る好調な出だしとなった。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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