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【市況】マザーズ指数は3日ぶり反落、SOSEI軟調でブランジスタは大幅続落/マザーズ市況

マザーズ指数 <日足> 「株探」多機能チャートより

 本日のマザーズ市場は、前日にマザーズ指数が節目の1000pt手前まで戻したこともあり、日経平均の下落に連れて利益確定売り優勢の展開となった。明日予定されている英国の欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票を前に、新興市場でも積極的な押し目買いの動きは限定的だった。材料を手掛かりに買われた銘柄もあったが、資金の逃げ足の速さが目立った。なお、マザーズ指数は3日ぶり反落、売買代金は概算で1567.23億円。騰落数は、値上がり34銘柄、値下がり183銘柄、変わらず10銘柄となった。
 個別では、マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>が反落。新作ゲーム「神の手」リリース後に連日のストップ安比例配分となっていたブランジスタ<6176>は、3営業日ぶりにザラ場で売買が成立したものの大幅続落。前日まで上昇の目立ったモブキャス<3664>は一転ストップ安まで売られた。その他売買代金上位では、グリーンペプタイド<4594>、シリコンスタ<3907>、サイバダイン<7779>、CRI・MW<3698>などが軟調で、アトラエ<6194>やDMP<3652>は10%を超える下げとなった。一方、農業総合研究所<3541>、アキュセラ<4589>、フリークアウト<6094>などが上昇。農業総合研究所はストップ高水準からスタートしたが、その後は利益確定売りに押される場面もあり荒い値動きだった。また、新サービス開始が材料視されたGMOTECH<6026>が一時ストップ高を付けたほか、ホープ<6195>やインスペック<6656>はストップ高で取引を終えた。
 なお、本日マザーズ市場へ新規上場したジェイリース<7187>の初値は公開価格を約35%上回った。また、上場2日目のAWSHD<3937>は公開価格の約3.4倍、ストライク<6196>は同2.3倍となる高い初値を付けた。
《HK》

 提供:フィスコ

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