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【市況】一先ず英国のEU離脱懸念が和らぐ【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

20日の日経平均は大幅に続伸。365.64円高の15965.30円(出来高概算18億4000万株)で取引を終えた。英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票に関心が集まるなか、最新の世論調査でEU残留優勢と伝えられており、不安感がいったん和らぐ格好となった。

これにより先週の大幅な下げに対する自律反発の流れが優勢となり、日経平均は15800円を回復して始まった。その後も上げ幅を広げており、ザラバベースでは14日以来となる16000円を回復する場面をみせている。次第に上値の重さが意識されたが、一方で下値の堅さも意識され、戻り高値水準での底堅い値動きが続いた。

売買代金は2兆円を下回っており、薄商いの中をインデックスに絡んだ商いが、日経平均を押し上げた格好であろう。ファーストリテ<9983>、ソフトバンクグ<9984>、TDK<6762>、ファナック<6954>などが日経平均をけん引する格好だった。

楽観視は出来ないが、一先ず英国のEU離脱懸念が和らいでいる。欧州市場は買い先行で始まっており、軒並み2%を超える上昇をみせている。外部環境の落ち着きがみられるなか、売り込まれていた銘柄やセクターなどを見直す動きが意識されよう。

《AK》

 提供:フィスコ

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