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【市況】概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値上がり、中国の金融当局は緩和気味のスタンスに舵をきっていると報じた

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 49533.84 +0.25%
17日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比122.22ポイント高(+0.25%)の49533.84で取引を終えた。50190.52まで上昇した後、一時49404.79まで下落した。

英国の残留派の労働党女性下院議員がキャンペーン中に殺害された事件を受けて、EU離脱懸念がやや弱まり、欧州株や原油価格が反発したことで、ブラジル株も買いが先行した。ただ、テメル暫定政権において、不正な選挙資金の受領疑惑から3人目の閣僚辞任が出たことが重石となり、引けにかけて一時下落に転じたとみられる。

【ロシア】MICEX指数 1877.07 +0.39%
17日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は、前日比7.29ポイント高(+0.39%)の1877.07で取引を終了した。1896.28まで上昇した後、いったん1871.88まで下落した。

英国の残留派の労働党女性下院議員がキャンペーン中に殺害された事件を受けて、EU離脱懸念がやや弱まったことが欧州株、ブレント原油先物の反発につながり、ロシア株も追随した。ただ、EUが、ロシアによるクリミア半島の違法な編入に対する制裁措置を1年間(17年6月23日まで)延長すると発表し、ロシア株の伸び悩みにつながった可能性。

【インド】SENSEX指数 26625.91 +0.38%
17日のインドSENSEX指数は小反発。前日比100.45ポイント高(+0.38%)の26625.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同29.45ポイント高(+0.36%)の8170.20で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。アジア市場が堅調な値動きを示していることを受け、インド市場も買いが先行。国内では、経常赤字の大幅縮小を受け、格上げ期待が高まった。今年1-3月期の経常赤字は前期の71億米ドルから3億米ドルまで急速に縮小し、国内総生産(GDP)に占める割合は0.1%となった。15年度の経常赤字は前年度の268億米ドルから221億米ドルに縮小した。

【中国本土】上海総合指数 2885.10 +0.43%
17日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.29ポイント高(+0.43%)の2885.10ポイントと反発した。

政策期待が追い風。深センと香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)解禁が近く発表される??との思惑が強まっている。現地メディアが17日、「中国の金融当局は緩和気味のスタンスに舵をきっている」と報じたこともプラスだ。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、リバースレポを通じ400億人民元を市中に供給。期日到来分との差し引きで、週間(12~17日)で1750億人民元の供給超となった。

《CS》

 提供:フィスコ

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