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【市況】NY株式:ダウは57ドル安、世界経済の先行き不透明感広がる

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

17日の米国株式相場は下落。ダウ平均は57.94ドル安の17675.16、ナスダックは44.58ポイント安の4800.34で取引を終了した。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る国民投票を来週に控え、持ち高調整の売りが先行。世界的な先行き不透明感も株価の重しとなり、終日軟調推移となった。セントルイス連銀のブラード総裁は18年末まで利上げは1回にとどめるのが適切との考えを示したが、株価への影響は限定的だった。セクター別では、エネルギーや自動車・自動車部品が上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーやテクノロジー・ハード・機器が下落した。

メディアのバイアコム(VIAB)は4-6月期の利益見通しが予想を下振れ、下落。製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)はカナダの製薬施設への28百万ドルの設備投資を発表し、軟調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は中国当局から、特許侵害を理由に北京市内での携帯端末の販売禁止を命じられ、売られた。一方で、銃火器メーカーのスミス&ウェッソン(SWHC)は5-7月期の業績見通しが予想を上振れ、上昇した。

クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は、一部アナリストがマイクロソフトによるリンクトインの買収による競争激化にさらされるとの予想を示し、下落した。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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