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【市況】マザーズ指数は大幅反落、地合い悪化でSOSEIやアカツキなど急落/マザーズ市況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 本日のマザーズ市場では、前場から日本銀行・金融政策決定会合後の地合い悪化を警戒するムードが広がり売りが先行した。前引け後に日銀が金融政策の現状維持を決定したことが伝わると、後場の日経平均が下げ足を速めるのに連れてマザーズ指数も一段安となった。主力株を中心に積極的な買いが手控えられるとともに売り方の勢いが強まった。物色は一部の材料株に集中する形となった。なお、マザーズ指数は大幅反落、下落率は7%を超えた。売買代金は概算で2231.94億円。騰落数は、値上がり13銘柄、値下がり213銘柄、変わらずなしとなった。
 個別では、マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>が節目の16000円割れから下げ幅を急拡大し、終値では10%安となった。前日買われたショーケース<3909>やシリコンスタ<3907>に加え、CRI・MW<3698>、アカツキ<3932>はストップ安で本日の取引を終えた。その他でもサイバダイン<7779>、アキュセラ<4589>、グリーンペプタイド<4594>などが下落したほか、上場2日目のホープ<6195>や、ブランジスタ<6176>、モルフォ<3653>、JIG?SAW<3914>、サンバイオ<4592>など多数の銘柄が10%を超える大幅安となった。一方、リリースが材料視されたモブキャス<3664>、インフォテリア<3853>、アンジェス<4563>に加え、足元で動意を見せているインスペック<6656>がストップ高で取引を終えた。前日上場したアトラエ<6194>や、前日ストップ高となったメドレック<4586>も急伸。その他ではマイネット<3928>などが上昇した。
 なお、本日マザーズ市場へ新規上場した農業総合研究所<3541>は、公開価格を78%上回る初値を付けた。初値形成後はストップ高水準まで急伸し、買い気配のまま初日の取引を終えた。
《HK》

 提供:フィスコ

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