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【市況】15日の中国本土市場概況:上海総合1.6%高と続伸、深セン創業板は3.4%高と急伸

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

15日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比45.02ポイント(1.58%)高の2887.21ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、47.16ポイント(1.59%)高の3022.01ポイントで引けている。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は4.34ポイント(1.28%)高の344.87ポイント、深センB株指数は8.91ポイント(0.83%)高の1077.00ポイントで終了した。

悪材料の出尽くし感が強まる。MSCIによる新興国株指数へのA株採用延期を嫌気し売りが先行したものの、ほどなくプラスに転じた。採用見送りについては、すでに市場の一部で予測されていたため、売り圧力もそれほど強くない。ゴールドマン・サックスはMSCIの決定を受け、中国の証券当局はA株の極端な下落を避けるため、深センと香港間の「相互乗り入れ」解禁をまもなく発表するとの見方を明らかにした。深セン取引所に上場するA株で構成される深センA株指数は3.1%高、ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は3.4%高と急伸している。

指数構成銘柄はほぼ全面高。なかでも、ITハイテク関連も上げが目立つ。金融機関向けセキュリティーソフトの深セン市金証科技(600446/SH)が7.3%高で引けた。証券株も軒並み上昇。東呉証券(601555/SH)が4.4%高と値を上げた。不動産株も物色される。素材関連株やインフラ関連株、消費関連株、自動車株もしっかり。

【亜州IR】
《ZN》

 提供:フィスコ

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