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【市況】概況からBRICsを知ろう~13日のブラジル株式市場は反落、ブラジルの4月小売売上高が前年比で予想以上に落ち込んだ

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 48648.29 -2.04%
14日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1012.50ポイント安(-2.04%)の48648.29で取引を終えた。49894.40から48216.36まで下落した。指数構成59銘柄中57が値下がりした。

この日発表のブラジルの4月小売売上高が前年比で予想以上に落ち込んだことが懸念され、ブラジル株の売り材料になった。また、英国のEU離脱に関する世論調査で、離脱支持が残留支持を上回る結果が相次いだことが嫌気され、欧州株が大幅続落し、米株が下落したこともブラジル株を圧迫した。

【ロシア】MICEX指数 1885.92 -0.93%
14日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比17.69ポイント安(-0.93%)の1885.92で取引を終了した。1903.54から1875.27まで下落した。

ロシア株式市場の取引時間帯においては、ブレント原油先物が、ほとんど50ドル割れで推移し、一時49.50ドルまで下落したことがロシア株を圧迫した。また、英国のEU離脱に関する世論調査で、離脱支持が残留支持を上回る結果が相次いだことが懸念され、欧州株が大幅続落し、米株が下落スタートしたことも、引き続き売り材料になった。

【インド】SENSEX指数 26395.71 -0.00%
14日のインドSENSEX指数は小動き。前日比1.06ポイント安(-0.00%)の26395.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.75ポイント安(-0.02%)の8108.85で取引を終えた。

軟調な展開を続いた後は終盤に下げ幅を縮小させた。インフレ加速を受け、8月の利下げ期待が大幅に後退していることが圧迫材料。発表された5月の消費者物価指数(CPI)上昇率(前年同月比)は前月の5.39%から5.76%まで加速。ウエートの高い食品価格などの上昇が指数を押し上げたと説明された。

【中国本土】上海総合指数 2842.19 +0.32%
14日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.12ポイント高(+0.32%)の2842.19ポイントと3日ぶりに反発した。

全体として方向感を欠く展開。MSCI新興国株指数の年次入れ替え発表(日本時間15日早朝)を控えるなか、本土A株組み入れ可否についての見方が交錯している。A株組み入れで将来的な資金流入が期待できるとの楽観論がある半面、今回も見送られるとの悲観も流れた。指数は前日の終値を挟み、小幅な値動きに終始している。

《CS》

 提供:フィスコ

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