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【通貨】日銀決定会合、6月追加緩和の可能性は30%程度 SMBC日興

 SMBC日興証券は13日、6月の日銀金融政策決定会合での追加緩和の可能性は「30%程度」との見通しを発表した。7月は50%程度とみている。同証券では、予防的緩和の必要性に触れ、「特に為替レートが重要」と指摘。足もとでは円ドルレートは、量的・質的緩和導入後、初めて前年比マイナスとなり、現在は12%強と2ケタの円高となっている。「円高は物価を下落させ、物価下落は来年のベースアップや賃金を下押しする」とし、日銀が注視する物価の基調を弱めさせるとみている。また、日銀が緩和しなければ、量的緩和は限界とみて、市場は「一層の円買いを仕掛けてくる可能性もある」と指摘している。

 6月は展望レポートがないため、7月より確率は落ちるが、サプライズ的な緩和の可能性もみている。日銀が追加緩和すれば5円程度円安となり、年末には1ドル117円程度を予想している。


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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