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【通貨】【NY午前外為概況】株安、原油安、米国債利回り低下でドル・円売り先行

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより

 10日のニューヨーク午前の外為市場でドル・円は、106円75銭まで下落した後、107円08銭まで上昇した。英国のEU離脱懸念から欧州株に売りが広がるなか、原油安、米株下落スタート、米国債利回り低下を受けて、ドル売り・円買いが先行した。その後、株下げ幅縮小、米国債利回り反発で、ドル買い・円売りに転じた。


 ユーロ・ドルは、英国問題から波及した欧州売り的な圧力を受けて、1.1312ドルから1.1272ドルまで下落。ユーロ・円は120円95銭から120円54銭まで下落した。


 ポンド・ドルは、英国のEU離脱懸念から売られ、1.4425ドルから1.4312ドルまで下落。ドル・スイスフランは、避難先需要によるスイスフラン買いに0.9619フランまで下げた後、0.9648フランまで戻した。

【経済指標】
・米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:94.3(予想:94.0、5月:94.7)
・米・6月ミシガン大学1年期待インフレ率:2.4%(5月:2.4%)
・米・6月ミシガン大学5-10年期待インフレ率:2.3%(5月:2.5%)
・カナダ・5月失業率:6.9%(予想:7.2%、4月:7.1%)
・カナダ・5月雇用者数増減:+1.38万人(予想:+0.18万人、4月:-0.21万人)

【要人発言】
・ショイブレ独財務相
「ユーロ圏は英国のEU離脱の場合に備えて準備している」
・アジア・ヨーロッパ会議(ASEM)財務相会合
「(英国がEUから離脱した場合)世界経済に深刻な影響が及ぶ」

《KK》

 提供:フィスコ

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