【特集】イグニス Research Memo(10):ライフタイムの長い更新型アプリの収益貢献に注目、収益モデルの変化も
イグニス <日足> 「株探」多機能チャートより
■イグニス<3689>の成長戦略
(2)ネイティブソーシャルゲーム
しばらくは、「ぼくとドラゴン」の継続運用に注力する方針である。継続運用やネット広告以外のプロモーション(テレビCM等)により更なる成長を目指すとともに、運用ノウハウの蓄積や体制強化に注力している。また、来期以降についても、安易なライン増はしないという方針であるが、2017年以降にリリース予定の3作目の開発にも取り組んでいくようだ。
弊社では、「ぼくとドラゴン」の継続運用による成長余地(規模及び期間の両面)とともに、更なる収益の柱の育成がポイントになるとみている。特に、期待される「with」を含め、ライフタイムの長い更新型アプリが、今後どのような形で収益貢献していくのかに注目したい。また、無料ネイティブアプリについても、課金収入のウエイトが高まっており、これまでの収益モデルの変化の方向性についてもフォローしていく必要がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
《HN》
提供:フィスコ