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2016年06月10日16時31分

【特集】健康CP Research Memo(1):RIZAPの収益モデル転換で飛躍的成長に期待


健康コーポレーション<2928>は通販事業からスタートし、「健康」を切り口にM&Aを積極的に活用しながら事業領域と業容を拡大させてきた。グループの事業ドメインを『自己投資産業』とし、美容・健康関連、アパレル関連、住関連ライフスタイル、エンターテイメントの4事業を展開している。

2016年3月期決算は売上高55,448百万円(前期比41.8%増)、営業利益5,066百万円(同140.3%増)と大幅増収増益で着地した。営業利益は期初予想を達成し、売上高も実質ベースでは計画を達成したというのが弊社の評価だ。主力のRIZAP事業が2期連続で前期比ほぼ倍増と躍進し、美容・健康関連セグメントが業績をけん引した。住関連ライフスタイルセグメントも利益を伸ばした。

RIZAP事業では収益モデルの転換が進んでいる。キーワードは「ワンタイムからライフタイムへ」の転換、すなわち、フロー型モデルからストック型モデルへの転換だ。同社は2015年秋からライフサポートプログラムをテスト導入したが、これが本格的に稼働した。その結果、スタンダードプログラム終了者の再契約率が飛躍的に改善した。ストック型モデルにおける会員1人当たり売上高はフロー型に比べて数倍になると弊社では見込んでおり、5万人超の会員アセットとあいまって、新たな成長エンジンになると期待している。

同社は長期的成長への布石として、純粋持株会社体制への移行と、『RIZAPグループ株式会社』への社名変更を発表した(効力発生は7月1日)。同社の成長戦略ではM&Aや海外展開が大きな比重を占めており、意思決定スピードやグループ管理体制強化などの観点からは、今回の体制変更は理にかなった施策と評価している。RIZAPを社名に冠したことは、証券市場においても認知度向上に貢献するものと期待している。

2017年3月期の業績見通しでは、売上収益100,000百万円、営業利益10,150百万円が掲げられている。弊社では、この売上高目標は達成される可能性が高いとみている。新規連結予定の各子会社の売上高を合算するだけで到達可能であるからだ。利益面についても、新規連結子会社の出血が止まり、既存事業会社の収益が想定どおり拡大すれば十分に達成可能であると考えている。

■Check Point
・2016年3月期は大幅な増収増益で着地、RIZAPの収益力は想定以上
・倍増ペース2期連続、店舗の潜在的な最大収益の実現を目指すRIZAP
・純粋持株会社「RIZAPグループ」へ移行、シナジーの最大化を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《SF》

 提供:フィスコ

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