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【通貨】NY為替:ドル・円は107円12銭、ドラギECB総裁が長期の低成長を警告、ユーロ安

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

 9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円39銭へ下落後、107円18銭まで上昇し107円12銭で引けた。

 6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが見送られるとの観測を織り込むドル売りが優勢となった。ドラギECB総裁がユーロ圏各国の改革が先送りされた場合、経済に恒久的な打撃を与えると警告したことがリスク回避の円買いを促した。

 しかし、米先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少したことや、米4月卸売在庫が予想を上回ったためドルは下げ止まった。


 ユーロ・ドルは、1.1353ドルから1.1306ドルへ低下し1.1316ドルて引けた。ドラギECB総裁のユーロ圏経済に対する警告を嫌ったユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、120円33銭へ下落後、121円35銭へ上昇した。


 ポンド・ドルは、1.4508ドルから1.4448ドルへ下落。ドル・スイスは、0.9610フランから0.9656フランへ上昇した。

《KK》

 提供:フィスコ

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