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【通貨】NY為替:ドル・円は106円99銭、ECB社債購入開始を好感してユーロ高

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

 8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円59銭へ下落後、107円09銭へ反発し106円99銭で引けた。

 6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが見送られるとの観測に伴いドル売りが優勢となった。その後、NY原油価格が続伸、米4月JOLT求人件数が過去最高水準に達したためドル売りが後退した。


 ユーロ・ドルは、1.1374ドルから1.1411ドルへ上昇し1.1394ドルて引けた。欧州中央銀行(ECB)が社債購入を開始したことが実体経済支援となると好感され、ユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は、121円47銭へ下落後、122円03銭まで上昇した。


 ポンド・ドルは、1.4601ドルまで上昇後、1.4501ドルへ反落。予想を上回った英国の鉱工業生産・製造業生産を好感したポンド買いが強まったが、ユーロ・ポンド絡みの売りに押された。ドル・スイスは、0.9620フランから0.9581フランへ下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

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