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【市況】米国株見通し:利益確定売り先行も、押し目買い意欲は強い

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

『米株式市場』


7日のNY市場はまちまち。前日のイエレンFRB議長の講演を受けて利上げ観測が後退し、アジア・欧州株がほぼ全面高となった流れを受けて買いが先行。原油相場が50ドルを回復したことも好感され、NYダウは一時18000ドルを回復する場面もみられた。大引けにかけては利益確定の流れもみられ上げ幅を縮小。ダウ平均は17.95ドル高の17938.28、ナスダックは6.96ポイント安の4961.75。


グローベックスの米株先物は小動きに推移しており、前日の18000ドル回復で目先的な達成感も意識されやすいところか。一方、欧州は全般売りが先行していることや上海市場が小安い流れもあり、利食い先行の展開が見込まれる。また、原油先物相場の動向も引き続き注視しながらの相場展開になろう。もっとも、利上げ観測が後退する一方で、NYダウや商品相場が強気トレンド入りとなるなか、押し目買い意欲は強いだろう。なお、菱東京UFJ銀行は、国債市場特別参加者(プライマリーディーラー)の資格返上を検討していると伝えられている。債券市場の動向や金融セクターの動向にも注視する必要があろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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