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【通貨】外為サマリー:1ドル107円割れへ円高進む、米7月利上げ観測は根強く

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 8日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=107円05銭前後と前日午後5時時点に比べ60銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=121円63銭前後と同80銭前後のユーロ安・円高で推移している。

 ドル円は売り優勢の展開。朝方は107円30銭前後のもみ合いで推移していたが、午前9時以降下げ基調となり、同50分過ぎに106円97銭と107円ラインを割り込んだ。5月米雇用統計はさえず今月の米利上げは見送られるとの見方が多い。ただ、米国は完全雇用状態に近づいており、「7月の利上げの可能性は依然ある」(市場関係者)とみられている。この米国利上げを巡り、中国は人民元の変動幅拡大を容認するとの見方も出ており、今後の市場の波乱要因となるとの観測も浮上している。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1361ドル前後と前日に比べ 0.0004ドルのユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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