市場ニュース

戻る
 

【経済】(中国)イスラム断食月でモスク監視強化、新疆で17人拘束


イスラム教徒の断食月(ラマダン)が6日、世界各地で始まった。海外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のスポークスマン、ディルシャット・ラシット氏はこの日、中国の新疆ウイグル自治区でイスラム礼拝所(モスク)への監視が強化されていると述べた。同日までにウイグル族17人が拘束されたという。米系メディアが6日伝えた。
報道によると、同区ウルムチ市の当局は◆常駐の治安要員による24時間の監視受け入れ、◆モスクに出入りする信者の身元確認、◆ラマダン期間中に読む経文の事前審査??を各モスクに求めた。また自治区政府は、共産党員や公務員、学生に対し、ラマダン中の宗教活動参加を禁じると通達。違反者は解雇などの処罰を受けるという。
ラシット氏によると、同自治区のカシュガル、アスクの両地区では3日、モスク外で通行人にラマダンの内容を紹介したとしてウイグル人17人が拘束された。
中国本土のイスラム教徒約2000万人のうち、1300万人がウイグル自治区に住んでいる。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均