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【材料】オンコリスバイオがカイ気配、中国ハンルイ社とライセンス契約で基本合意

オンコリス <日足> 「株探」多機能チャートより
 オンコリスバイオファーマ<4588>がカイ気配スタート。前週末20日の取引終了後、中国の医薬品企業である江蘇恒瑞医薬(ハンルイ社)との間で、制限増殖型の腫瘍溶解ウイルスOBP-301(テロメライシン)の同国における導出を前提とした基本合意書を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

 今回の基本合意書の締結により、11月末までをメドとして、同社とハンルイ社との間で、ライセンス契約を締結することを目指すという。なお、同件による16年12月期業績への影響は、ライセンス契約締結以降に開示する予定という。

 また同時に、現在テロメスキャン(OBP-1101)のライセンス先である韓国ウォニック・キューブ社と、血中浮遊がん細胞(CTC)検査薬テロメスキャンの韓国での製造権を付与する契約を締結すると発表しており、これも好感されている。今回、新たに同社へ製造権を付与することで、韓国でのテロメスキャン製造が可能となり、同国での研究開発のさらなる促進と将来的な承認取得の可能性拡大が期待できるという。

 なお、ウォニック社との改定契約締結により、オンコリスバイオは一定のロイヤルティーを受領するほか、今後、ウォニック社が製造するウイルスに関し販売収入を受け取る権利を有するとしているが、金額については非開示としており、また、業績への影響は現在精査中としている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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