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【材料】プロネクサス---16.3期営業利益11.8%増、売上原価率が改善

プロネクサス <日足> 「株探」多機能チャートより

プロネクサス<7893>は28日、2016年3月期連結決算を発表。売上高が前期比0.7%減の209.71億円、営業利益が同11.8%増の22.26億円、経常利益が同10.8%増の22.55億円、当期純利益が同23.7%増の16.80億円だった。連結範囲の見直しでa2mediaグループを連結子会社から持分法適用関連会社に変更したことにより同グループの外部売上高分が減少。これにより売上高は前年同期比0.7%の減収となったが、連結範囲の変更影響額を除くと実質的には約7%の増収。保有不動産の譲渡に伴う特別利益9.04億円と特別損失6.91億円を計上。

製品別では金融商品ディスクロージャー関連の売上の伸びが前年比10.8%増と顕著、データベース関連の売上も新規受注などが寄与して8.5%増となった。上場ディスクロージャー関連はIPO件数の増加などもあって前年同期比4.1%と堅調な伸びとなっている。上場会社IR関連は連結範囲の見直しで減収となったが実質的には約7%の増収となっており、堅調な推移となっている。加えて、連結範囲の見直し、EDINET対応コストの低減、内製率の向上等により、で売上原価率が前年同期比で4.9ポイントの改善となった。

17年3月期通期連結業績については、売上高が前期比2.5%増の215.00億円、営業利益が同5.6%増の23.50億円、経常利益が同6.4%増の24.00億円、当期純利益が同0.0%増の16.80億円と前期と変わらずの予想となっている。当期純利益を横ばいと見込むのは、前期にあった特別利益の影響。

《TN》

 提供:フィスコ

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