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【市況】NY株式:ダウは57ドル安、軟調な経済指標や企業決算を嫌気

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

29日の米国株式相場は下落。ダウ平均は57.12ドル安の17773.64、ナスダックは29.93ポイント安の4775.36で取引を終了した。欧州株が全面安となった流れを受け、米国株にも売りが先行。3月個人支出や4月シカゴ購買部協会景気指数が予想を下振れたほか、軟調な主要企業決算を受けて米景気への警戒感が強まり、終日軟調推移となった。セクター別では、小売や公益事業が上昇する一方で半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が下落した。

製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は年次報告書を提出し、債務不履行(デフォルト)を免れたものの、下落。ハードディスクのウエスタン・デジタル(WDC)や製薬のギリアド・サイエンシズ(GILD)は決算内容が嫌気され、軟調推移。一方で、ネット小売のアマゾン(AMZN)は好決算を発表し、上昇。デジタル・ホームエンターテインメントを手がけるロヴィ(ROVI)は同業のティーボ(TIVO)の買収で合意し、ともに買われた。

ダラス地区連銀総裁は、経済指標の内容が強まれば6月か7月での利上げを支持するとの認識を示した。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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