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【市況】23日の香港市場概況:ハンセン0.3%安と続落、買い手控えのスタンスが広がる


23日前場の香港市場は小幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比51.52ポイント(0.25%)安の20615.23ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が26.86ポイント(0.30%)安の8873.33ポイントとそろって続落した。売買代金は637億8600万香港ドル(22日前場の売買代金は653億5900万香港ドル)。

買い手控えのスタンスが広がる。香港市場が25~28日に休場となることや、主要企業の決算発表が集中していることが様子見ムードを強めさせた。序盤は前日の終値を挟んで小幅な値動きだったものの、中盤から売りの勢いが増している。

ハンセン指数の構成銘柄では、紙製サニタリー用品最大手の恒安国際集団(1044/HK)が4.6%安、政府系大手デベロッパーの中国海外発展(688/HK)が2.6%安と下げが目立った。ベルギーの首都で連続爆破テロが発生するなか、英国に拠点を置く金融大手グループのHSBC(5/HK)も1.0%安と下落。HSBCは指数寄与度が大きいため、1銘柄だけで指数を20.4ポイント押し下げた。

H株指数の構成銘柄では、中国の鉄道車両最大手、中国中車(CRRC:1766/HK)と薬品卸で中国最大手の国薬HD(再のファーム・グループ:1099/HK)がそろって3.0%安、原子力発電所運営で中国最大手の中国広核電力(CGNパワー:1816/HK)が2.4%安、海洋油田掘削サービス大手の中海油田服務(2883/HK)が2.3%安と値下がり率上位に並んだ。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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