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【市況】米国株見通し:利益確定売りか、米金融当局者の発言が相場の変動要因に


『米株式市場』


21日のNY市場は上昇。先週の大幅上昇を受けて利益確定の売りが先行。2月中古住宅販売件数が予想を下振れ、嫌気されたが、利上げ観測の後退や堅調な原油相場が引き続き好感されており、午後にかけて下げ幅を縮小し、緩やかに上昇に転じた。ダウ平均は21.57ドル高の17623.87、ナスダックは13.23ポイント高の4808.87。


グローベックスの米株先物は小安く推移しているが、ベルギーの首都ブリュッセルの空港と地下鉄で大きな爆発があったと報じられており、地政学リスクを警戒した流れに。欧州市場も全般冴えない展開となるなか、利益確定の流れが優勢になりそうである。また、シカゴ連銀総裁、フィラデルフィア連銀総裁の講演が予定されている。前日にはアトランタ連銀のロックハート総裁とサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は、早ければ4月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが正当化される可能性があるとの見解を示している。利上げのタイミング等の発言等が、相場の変動要因になる可能性はありそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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