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【特集】GMOペパボ Research Memo(7):「minne」に対する積極投資継続のため無配の予定


■株主還元

GMOペパボ<3633>では、事業の成長に基づく中長期的な株式価値の向上とともに、業績に連動した配当(配当性向40%以上)を目標することを基本方針としてきたが、今回、配当性向を50%へ引き上げる変更を行った※。ただ、2016年12月期については「minne」に対する積極投資を継続することから15年12月期と同様に無配を継続する予定。このタイミングでの方針変更は、株主還元を重要な経営課題として認識しており、収益が改善に転じた場合、直ちに配当を実施するという経営の株主還元に対する考え方(姿勢)を表明したものと言えよう。

※なお、親会社GMOインターネットは、株主還元に関する基本方針を「総配当還元性向50%を目標とする。配当については、配当性向の目標を連結当期純利益の33%以上とし、自己株式取得については、連結当期純利益から配当総額を引いた金額を目標に、業績及び財務体質の状況等を総合的に勘案し、株価水準に応じて機動的に実施する。」へ変更している。

加えて、「minne」に対する追加投資を決定したことに伴い業績及び配当予想修正を行った2015年9月には、株主還元の一環と、経営環境に対応した機動的な資本政策を可能にするため、自社株買いを実施している。その内容は、取得株式数36,500株、取得価額の総額147百万円。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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