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【市況】18日の中国本土市場概況:上海総合1.7%高と6日続伸、深セン創業板は4.3%上昇


18日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比50.32ポイント(1.73%)高の2955.15ポイントと6日続伸した。約2カ月ぶりの高値水準を回復している。上海A株指数も上昇し、52.62ポイント(1.73%)高の3092.59ポイントで引けた。外貨建てB株相場もしっかり。上海B株指数が7.42ポイント(2.06%)高の367.34ポイント、深センB株指数が17.13ポイント(1.55%)高の1121.17ポイントで終えた。

17日までの好調地合いを継ぐ。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で「第13次5カ年計画」(2016~20年)が採択されるなか、各種の支援策などに対する期待が強まっている。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給もプラス。リバースレポを通じて、18日は1100億人民元の資金を供給した。期日到来分との差し引きで、週間で850億人民元の供給超となっている。指数は2900ポイント前後が抵抗線として意識されていたため、朝方は上値の重さが目立ったが、中盤から買いの勢いが増した。

業種別では、株高が追い風となる証券株の上げが目立つ。東方証券(600958/SH)が4.3%高と大幅続伸した。ゼネコンや発電設備、素材関連などのインフラ関連株も買われる。自動車株や不動産株、消費関連株、運輸株もしっかり。

ITハイテク関連株は連日で急伸。ベンチャー企業などで構成される深セン創業板指数は4.3%上昇した(構成銘柄は売買停止中を除き全面高)。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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