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【特集】ダイキアクシス Research Memo(2):「環境を守る。未来を変える。」環境創造開発型企業


■会社概要

(1)沿革

1958年に、愛媛県松山市で住宅の水回り製品・機器の販売会社として創業した。1964年に、前身のダイキ株式会社が設立され、1969年に浄化槽の生産を開始。1978年に、ホームセンター事業に乗り出した。2003年に、ダイキは同業のホーマック(株)、(株)カーマと業務提携をし、経営統合を決めた。2006年にDCMホールディングス<3050>が設立された。それに先立ってダイキはホームセンター以外の業務を、受皿会社として設立された株式会社ダイキアクシスに譲渡した。その後、ダイキアクシスは、MBO(マネジメント・バイアウト)され、ダイキとの資本関係はなくなった。ただし、ダイキアクシス<4245>はDCMホールディングスのグループ企業向けにホームセンターリテール商材を供給し、ホームセンター店舗の建築や清掃を含む総合的な店舗管理サービスを提供するなどビジネス関係は続いている。

ダイキアクシスは、環境機器関連事業、住宅機器関連事業及びバイオディーゼル燃料関連事業を分割継承した。あわせて、子会社7社((株)ダイテク、(株)環境分析センター、川内ダイキ(株)、津島ダイキ(株)、福島ダイキ(株)、信州ダイキ(株)、大連大器環保設備有限公司(現:大器環保工程(大連)有限公司)を譲り受けた。

(2)事業内容

2015年12月期の連結売上高の事業別構成は、環境機器関連事業が47.6%(うち浄化槽・排水処理システム44.6%、上水事業2.0%、温度差エネルギー1.0%)、住宅機器関連事業が50.4%(うち建築関連業者等36.8%、ホームセンターリテール商材8.2%、住機部門工事5.3%)、その他事業で2.0%(クリクラ事業1.7%、バイオディーゼル燃料事業0.3%)であった。メンテナンスは、浄化槽・排水処理システムに含まれており、売上高構成比は環境機器関連事業の24.5%、総売上高の11.7%を占めた。同社は、複合的に独自の事業を創造して、顧客との関係を強化している。DCMホールディングスのグループ企業に対しては、ホームセンターリテール商材の卸売、店舗の建設及び店舗管理サービスと複数の事業部にまたがって複合的に提供している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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