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【材料】日本取引所が5日続落、16年3月期業績と配当予想を上方修正も反応限定的

 日本取引所グループ<8697>が5日続落。この日正午、16年3月期の連結業績見通しについて、営業収益を1080億円から1145億円(前期比7.8%増)へ、営業利益を565億円から660億円(同23.3%増)へ、純利益を385億円から447億円(同29.8%増)へそれぞれ上方修正したが、反応は限定的だ。

 最近の市況動向などを踏まえて、株券などの売買代金を従来予想比4000億円増の3兆4000億円へ、日経平均株価先物取引(日経225mini先物取引高は日経平均株価先物取引における取引高へ換算)を同8000単位増の23万1000単位へ、日経平均株価指数オプション取引(Weeklyオプション分を除く)を同40億円増の310億円へそれぞれ見直したことなどが要因としている。

 また、業績予想の修正に伴い、従来21円を予定していた期末配当を28円に引き上げるとあわせて発表した。前期実績50円(ただし、15年10月1日付で1対2株の株式分割を実施)に対しては実質6円の増配となる。


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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