市場ニュース

戻る
 

【経済】中国コンテナに有毒ガス成分、ドイツ作業者60人あまりが中毒症状


中国から輸送されてきたコンテナに揮発性の有毒物質が充填されていたとして、このほどドイツ当局は物品を本国に差し戻す判断を下した。靴製品の荷卸し作業を行っていたところ、コンテナ内に立ち入った作業者60人あまりが一斉に体調不良を訴えたという。ただ、靴製品の品質問題ではない。環球時報などが17日までに伝えた。
現場は、ミュンヘンから約18キロ離れたポイング。14日午前、ミュンヘンで衣料事業を手がける「シュスターマン&ボーレンシュタイン」の作業者が相次ぎ、めまいや吐き気などの症状を催した。うち重症の9人は搬送先の病院で入院治療。残り50人あまりは、経過観察の措置がとられた。
専門家が内部の空気を分析したところ、農薬成分が検出されている。当初は独ガス成分が検出されたとしていた。アジアから運び込まれるコンテナには、殺虫剤で消毒される例があるという。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均