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【材料】JDIが続伸、構造改革を発表、国内大手証券は目標株価410円に

 ジャパンディスプレイ<6740>が続伸。後場に入り上げ幅を縮小している。16日に構造改革を発表したことが買い手掛かり材料となっているようだ。一時期はシャープ<6753>との経営統合という思惑があったが、単独で収益体質強化の方向となった。

 国内大手のSMBC日興証券では、ジャパンディスプレイのレーティング「2」、目標株価410円を継続としている。構造改革で140億円の特別損失を計上、iPhoneの減産などに警戒感があるが、茂原工場などのライン停止、中国拠点の集約加速、早期退職制度の導入などを発表したと紹介。

 SMBCのアナリストはスマートフォンの有機ELディスプレイ化、中国パネルメーカーの成長、スマートフォン市場の成熟など、株式市場は最悪シナリオを織り込んでもジャパンディスプレイをやや過小評価していると解説している。

 このほか、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、印象はニュートラルで大きな業績改善を期待するには今一歩な構造改革と指摘。競争力の低い国内拠点への対策は従来からの課題であり一歩前進と評価できるものの、石川工場のG4.5ラインや国内6拠点体制が残り、対症療法的な施策との見方を示している。
《MK》

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