市場ニュース

戻る
 

【材料】ナノキャリアが後場プラス圏に急浮上、アキュルナとのライセンス契約締結を好感

 ナノキャリア<4571>が後場に入りプラス圏に急浮上している。午後0時35分に、同社の遺伝子デリバリー技術を適用した医薬品の開発について、アキュルナ(東京都文京区)と国内外の再実施権付独占的ライセンス契約を締結したと発表しており、これを好感した買いが入っている。

 今回の契約締結により、ナノキャリアはアキュルナから契約一時金に加えて、事業化に伴う一定のロイヤルティーやマイルストンを受領することになるという。また、ナノキャリアでは、アキュルナとの信頼・協力関係を一層強固なものとするため、同社に出資することを決定したとあわせて発表した。

 同時に、16年3月期単独業績見通しについて、売上高を1億3700万円から1億8000万円(前期比73.3%減)へ、営業損益を26億6600万円の赤字から26億2300万円の赤字(前期11億800万円の赤字)へ上方修正したことも好材料視されている。大手製薬会社との契約締結に伴う契約一時金収入や、上記のアキュルナへのライセンス契約締結に伴うライセンス収入などが寄与するという。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均