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【市況】16日の株式相場見通し=FOMC前に手控え、円高・ドル安進行へ警戒感

NYダウの日足チャート 「株探」多機能チャートより
 16日の東京株式市場は、日本時間17日未明に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を前にして、引き続き手控え姿勢が継続しそうだ。15日の海外為替市場で、円相場が一時1ドル=112円台後半へと円高・ドル安が進行する場面もあり、輸出関連の主力銘柄に売りが先行する可能性もある。

 15日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比22.40ドル高の1万7251.53ドルと3日続伸した。16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて様子見ムードが広がり小幅な値動きとなった。ナスダック総合株価指数は、前日比21.612ポイント安の4728.668と3日ぶりに反落した。
 16日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=113円10銭台での推移となっている。

 日程面では、天然油脂由来の油脂化学品(オレオケミカル)を主な取扱商品とする化学品事業をはじめ、日用品事業、土木建設資材事業も手掛ける昭栄薬品<3537>がジャスダック市場に新規上場する。

 このほか、国際金融経済分析会合(~17日)、2月の訪日外国人客数、2月の首都圏・近畿圏マンション市場動向に注目。海外では、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が会見、米2月の消費者物価指数・住宅着工・鉱工業生産指数、欧州2月の新車販売が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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