市場ニュース

戻る
 

【市況】米国株見通し:FOMC控え様子見か、経済指標や原油価格を注視


『米株式市場』

14日のNY市場は上昇。石油輸出国機構(OPEC)が16年の需要見通しを引き下げたことで、原油相場が下落し、売りが先行。連邦公開市場委員会(FOMC)や黒田日銀総裁の会見内容を見極めたいとの思惑もあり、午後にかけて下げ幅を縮小し、上昇に転じた。ダウ平均は15.82ドル高の17229.13、ナスダックは1.81ポイント高の4750.28。


グローベックスの米株先物は、NYダウで70ドル安程度を織り込んで推移しているほか、欧州市場Hは軒並み売りが先行している。16日までの日程でFOMCが開催されるため、この結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい。また、経済指標では小売売上高(2月)、生産者物価コア指数(2月)、ニューヨーク連銀製造業景況指数(3月)、企業在庫(1月)、NAHB住宅市場指数(3月)、対米証券投資収支(1月)の発表が予定されている。小売売上高は前月に増加した反動で横ばいか、減少となる可能性がある。利上げ観測が後退する可能性があるものの、嫌気売りを誘う可能性もあり、不安定な展開になることも想定しておく必要がありそうだ。


また、原油相場は時間外で36ドル台と下げていたこともあり、こちらも不透明要因になりそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均