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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は3日続伸、欧米市場の上昇や原油相場の持ち直し等が買い安心感を与えた


【ブラジル】ボベスパ指数 48867.34 -1.55%
14日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比771.34ポイント安(-1.55%)の48867.34で取引を終えた。50165.85まで上昇した後、48756.51まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは15、値下がりは45、変わらず1であった。

ルセフ大統領の退陣を求める(弾劾支持の)全国規模のデモが、前日約300万人もの参加により行われたことを受けて、ブラジル株は買いが先行したとの見方。しかし、一部報道で、ルセフ大統領がルラ前大統領を閣僚として政権入りさせる意向、と伝えられたことで、失望から売りに転換したとみられる。

【ロシア】MICEX指数 1865.31 -0.60%
14日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比11.23ポイント安(-0.60%)の1865.31で取引を終了した。1880.41から1857.19まで下落した。

12日(土)に発表された中国の1-2月の鉱工業生産や小売売上高がともに下振れとなったこと。また、イランが13日(日)、制裁前シェア回復まで増産凍結に参加しないと表明し、ブレント原油先物が急反落したことが(一時38.82ドル)、ロシア株の売り圧力になった。

【インド】SENSEX指数 24804.28 +0.35%
14日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比86.29ポイント高(+0.35%)の24804.28、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同28.55ポイント高(+0.38%)の7538.75で取引を終えた。

朝方は上値を追う展開を示したが、終盤に上げ幅を縮小させた。前営業日の欧米市場の上昇や原油相場の持ち直し、本日のアジア市場が堅調な地合を示していることが買い安心感を与えた。

【中国本土】上海総合指数 2859.50 +1.75%
14日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は前営業日比49.19ポイント高(+1.75%)の2859.50ポイントと続伸した。

マーケットの先行き不安が後退。中国証券監督管理委員会の劉士余・主席が12日、主席就任後初の記者会見で、低迷する株式市場に安心感を与えるメッセージを送ったことが買い安心感を誘った。会見の内容について、「新規株式公開(IPO)登録制が今年実施される可能性が低いことを示唆した」と受け止められている

《CS》

 提供:フィスコ

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