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【市況】東京株式(大引け)=294円高、欧米株高を好感し3日続伸

日経平均の日足チャート 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は前週末の海外株高を受けて朝方からリスク選好ムードが強く、終始買い優勢で日経平均は大幅高で3日続伸。1万7200円台に乗せ、約1カ月半ぶりの高値で着地した。

 大引けの日経平均株価は前週末比294円88銭高の1万7233円75銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は20億1976万株、売買代金概算は2兆620億9000万円。値上がり銘柄数は1702、対して値下がり銘柄数は177、変わらずは63銘柄だった。

 きょうの東京市場は、リスクオンの流れが継続した。前週末の欧州株市場が軒並み大幅に上昇したことに加え、米国株市場でもNYダウが今年の高値を更新、これをを受け主力株中心に上値を買う動きが強まった。寄り前発表の1月の機械受注統計が前月比15%増と事前の市場予測を大きく上回ったことも好感された。取引時間中は、あすまでの日程で行われる日銀の金融政策決定会合において、ECBに追随するかたちで追加緩和の動きを期待した買いが金利敏感株中心に流入、全体相場を押し上げた。ただ、決定会合やFOMCの結果を前に全体商いは盛り上がりを欠き、売買代金は今年最低だった前週10日の水準は上回ったものの、低水準だった。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが活況高となった。ペプチドリーム<4587>は前日に続き値幅制限いっぱいまで買われる場面があった。ファーストリテイリング<9983>が急伸、第一生命保険<8750>も高い。クボテック<7709>がストップ高、ブレインパッド<3655>、テクノスジャパン<3666>も大幅高。

 半面、JT<2914>、任天堂<7974>が軟調に推移、東京ドーム<9681>は大きく売られた。日本化薬<4272>が急落、マネーパートナーズグループ<8732>、さくらインターネット<3778>も大幅安となった。このほかネットワンシステムズ<7518>が安く、森永乳業<2264>も値を下げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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