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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は反落、ブレント原油先物上昇等からロシア株は利益確定とみられる売りが目立った


【ブラジル】ボベスパ指数 49638.68 +0.14%
11日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比67.57ポイント高(+0.14%)の49638.68で取引を終えた。49156.02から一時50038.37まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは24、値下がりは35、変わらず2であった。

ルラ前大統領に対する捜査進行からのプレッシャーや、弾劾裁判の行方への懸念が強まるなか、ルセフ政権が退陣すれば、政治混迷や経済低迷が解消に向かうとの期待感が買い材料とされた。また、NY原油先物の反発、米株高も下支えになった。ただ、週末に反政府抗議デモが計画されているといわれ、取引手控えムードもあったことで、上げ渋ったもよう。

【ロシア】MICEX指数 1876.54 -0.43%
11日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比8.09ポイント安(-0.43%)の1876.54で取引を終了した。1888.77から1868.22まで下落した。

ブレント原油先物上昇、欧州株高、米株上昇スタートにも、ロシア株は利益確定とみられる売りが目立ったとされ、軟調推移になったとの見方。そうしたなか、ルーブル高だったことで、小売関連銘柄などが上げ、ロシア株の下支えになったもよう。

【インド】SENSEX指数 24717.99 +0.38%
11日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比94.65ポイント高(+0.38%)の24717.99、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同24.05ポイント高(+0.32%)の7510.20で取引を終えた。

中盤にマイナス圏に転じる場面もあったが、その後は再び買い戻された。欧州中央銀行(ECB)が大規模な追加緩和を決定したことが好感された。また、外国人投資家(FII)の買い継続も支援材料。FIIは前日10日までに7日連続の買い越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 2810.31 +0.20%
11日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比5.58ポイント高(+0.20%)の2810.31ポイントと3日ぶりに反発した。

業種別では、証券株の上げが目立つ。中信証券(600030/SH)が2.7%高で引けた。保険株や銀行株もしっかり。石炭や非鉄など素材関連株の一角も物色された。

《CS》

 提供:フィスコ

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