【通貨】英ポンド週間見通し:やや底堅い展開か、原油高期待で買い継続も
■堅調推移、原油相場の上昇が好感される
先週のポンド・円は堅調推移。原油価格の先高観が台頭しており、リスク選好的なポンド買いは継続した。米早期追加利上げ観測は後退しており、英国との金利差が急速に拡大する可能性は低いとみられていることもポンド高・円安を促す材料となった。取引レンジは159円49銭-164円10銭
■やや底堅い展開か、原油高期待で買い継続も
今週のポンド・円はやや底堅い展開か。原油価格の回復基調を受け、ポンドの買戻しが強まりそうだ。しかしながら、16-17日の英中銀金融政策委員会(MPC)では利上げ観測がさらに後退し、投機的なポンド買いは一服する可能性がある。英国のEU離脱への懸念が消えていないことはポンド相場の上昇を抑える一因となる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・16日:11月-1月期ILO失業率(予想:5.1%)
・17日:英中央銀行が金融政策発表(現状維持の公算)
予想レンジ:162円50銭-165円50銭
《FA》
提供:フィスコ