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【材料】ソフトバンクグループ---ソフトバンクロボティクスがマイクロソフトとクラウドロボティクス分野で戦略的協業


ソフトバンクグループ<9984>は、グループ企業のソフトバンクロボティクス(株)(本社:東京都港区)がマイクロソフト コーポレーション(本社:米国ワシントン州レドモンド)と、クラウドロボティクス分野における戦略的協業を行うと発表した。

同協業の第1弾として、ソフトバンクロボティクスとマイクロソフトは、人型ロボット「Pepper」とクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure*」を活用した次世代のクラウド対応ロボットを実現する計画。マイクロソフトの大画面コラボレーションデバイス「Surface Hub」および2in1デバイス「Surface」を使って、クラウド対応ロボットが、顧客のニーズに応じた接客をする小売業界向け次世代型店舗ソリューション「未来の商品棚(仮称)」を共同で構築する。同ソリューションは日本マイクロソフト(株)(本社:東京都港区)と連携しながら、2016年秋をめどに日本市場で提供を開始する予定。

今回共同開発するソリューションの概要は以下のとおり。
・店頭におけるPepperやSurface Hub、Surfaceなどのモノをクラウドプラットフォーム Microsoft Azureに接続して、店頭での顧客行動やPOS売上などの膨大なデータを取得し、スマートフォンやEコマースなどのオンラインにおける同様のデータと統合した上でMicrosoft Azure上にあるAzure IoT Suiteで解析
・解析情報をもとに、オムニチャネルで顧客のニーズをリアルタイムで把握し、そのニーズに沿った商品をSurface HubやSurface上で表示したり、Pepperが提案したりすることが可能
・店舗での接客を重ねることで、Azure IoT Suiteの機械学習機能を通して、よりプロアクティブかつ適切な「おもてなし」を実現

同ソリューションにより、Pepperをあらかじめ接客スキルを備えた接客要員として店舗へ配置可能になることに加え、店頭からのリアルタイムフィードバックによる効率的な在庫管理を可能にしていく考え。来店した顧客は店頭でSurface HubやSurfaceを利用して視覚的で分かりやすい商品選択が可能になるうえ、Pepperの提案により自分好みの商品をより簡単に購入する事ができるという。
* Microsoft Azure(マイクロソフト アジュール):マイクロソフトが提供するパブリッククラウドプラットフォーム

《SF》

 提供:フィスコ

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