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【市況】<マ-ケット日報> 2016年3月10日

 10日の市場は日経平均が4日ぶりに大幅反発。終値は前日比210円高の1万6852円だった。円高一服と米株高を受けて朝から買い戻しが広がった。やはり円相場次第といった面が強く、取引時間中に円安が進行すると日経平均も一段と上げ幅を拡大。薄商いの中スルスルと値を戻していった。売り方も目先は昨日の1万6500円以下を売り込みにくくなった様子。

 昨日の米国市場は経済指標の改善や原油相場の上昇を好感してダウ平均が反発し、再び1万7000ドルの大台を回復した。WTI(NYの原油先物)が戻り高値を更新するなど底入れが一段と鮮明に。中国、原油という2つの問題のうち、ひとつが快方に向かっていることで米国市場は底堅さが増してきている。さて、円相場に振り回される東京市場だが、本日は円安に転んだことで日経平均が大きく反発。あくまでも短期だが昨日の下値1万6500円近辺が下値のポイントとなったようだ。原油相場(WTI)がかなり底堅くなっており、こちらは2月の安値が短期から中期以上の底値となった感が強い。米経済も比較的しっかりしており、残す懸念材料は中国に絞られた格好だ。こちらは時間をかけて消化して行くことになろう。個別では高浜原発の運転差し止め判決が出たことで関西電 <9503> んだことで日経平均が大きく反発。あくまでも短期だが昨日の下値1万6500円近辺が下値のポイントとなったようだ。原油相場(WTI)がかなり底堅くなっており、こちらは2月の安値が短期から中期以上の底値となった感が強い。米経済も比較的しっかりしており、残す懸念材料は中国に絞られた格好だ。こちらは時間をかけて消化して行くことになろう。個別では高浜原発の運転差し止め判決が出たことで関西電 <9503> 差し止め判決が出たことで関西電 <9503> が急落。原発再稼動の難しさが改めて認識されたことで、他の電力株も軒並み売られている。(ストック・データバンク 編集部)

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