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【市況】10日の中国本土市場概況:上海総合2.0%安と続落、大型株が下げ主導


10日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は前日比57.83ポイント(2.02%)安の2804.73ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、60.71ポイント(2.03%)安の2935.11ポイントで引けている。外貨建てB株相場も下落。上海B株指数が2.12ポイント(0.60%)安の350.48ポイント、深センB株指数が8.15ポイント(0.74%)安の1091.54ポイントで終えた。

前日の軟調地合いを継ぐ。指数は今月に入り戻りを試していたものの、上海総合指数の2900ポイント近辺が上値抵抗線として意識され、目先の利益を確定する売りが優勢となった。朝方公表された今年2月の物価統計に関しては、相場に関しての影響はそれほどみられない。消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.3%上昇(予想:1.8%上昇)し、生産者物価指数(PPI)は同4.9%低下(予想:4.9%低下)した。

業種別では、時価総額上位の金融株やエネルギー株がさえない。中国工商銀行(601398/SH)が2.0%安、中国神華能源(601088/SH)が4.0%安で引けた。不動産株も売られる。保利地産(600048/SH)が4.3%下落した。中央政府が近く、沿海大都市の不動産高騰を抑える新政策を打ち出す??と伝えられたことが嫌気されている。インフラ関連株や素材関連株、運輸株、自動車株、証券株なども下げた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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