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【市況】東京株式(寄り付き)=世界経済減速への警戒と円高で続落

 9日の東京株式市場は売り優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比157円安の1万6625円と続落。

 今週に入り日経平均は前週の上昇の反動安の展開を強いられている。前日の欧米株市場が軟調に推移しており、米国株市場ではNYダウが109ドル安と6日ぶりに反落、また外国為替市場では1ドル=112円60銭近辺の推移と円高水準でもみ合っており、引き続き主力株中心に買い手控え感が強い。中国2月の貿易統計を受けて世界経済減速に対する不安心理が再燃、WTI原油先物価格も急反落しており、リスクオフの材料が揃った。今週末のメジャーSQを控えて需給面での波乱要因を警戒する動きも出そうだ。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、情報通信、食料品を除き安い。値下がりで特に目立つのは、海運、鉄鋼、石油、保険、証券、卸売など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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