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【市況】東京株式(前引け)=円高進行を横目に下げ幅拡大

 8日前引けの日経平均株価は前日比276円06銭安の1万6635円26銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は12億6498万株、売買代金概算は1兆1897億6000万円。値上がり銘柄数は119、対して値下がり銘柄数は1766、変わらずは56銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、寄り付きに日経平均が小幅安で始まったものの、その後は一貫して下値模索の展開を強いられ、一時300円を超える下げで1万6500円台まで水準を切り下げる場面があった。前日の欧州株が総じて軟調だったほか、ここ上値指向を強めていた米国株市場も足もと上昇一服感が出ており、東京市場も利益を確定する動きが引き続き優勢に。取引時間中に外国為替市場で円が買われ、1ドル=112円台後半まで大きく円高方向に振れたことから、輸出株を中心に全体の地合いが悪化した。前引け際に日経平均は若干下げ渋った。

 個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが安く、小野薬品工業<4528>、村田製作所<6981>も軟調。マネーパートナーズグループ<8732>も利益確定売りに大幅安、東芝<6502>、タカタ<7312>などの下げもきつい。GMOペイメントゲートウェイ<3769>、安川電機<6506>も売られた。半面、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、ピジョン<7956>、デンカ<4061>も買いが優勢。ダブル・スコープ<6619>が値を飛ばし、サンデンホールディングス<6444>も物色人気に。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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