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【市況】東京株式(寄り付き)=小幅続落、円高など嫌気して利食いやや優勢

 8日の東京株式市場はやや売り先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比21円安の1万6889円と小幅続落。

 前日の欧州株式市場が総じて軟調に推移したほか、米国株市場ではNYダウが5日続伸したものの、ナスダック指数は小幅反落と買い疲れ感も垣間見える状況。ここにきての原油価格の上昇はプラス材料だが、外国為替市場では円が買われ1ドル=113円台前半の推移とドル安・円高が進行しており、これが引き続き主力株中心に逆風材料となっている。10日にECB理事会を控えており、この結果を見極めたいとの思惑も積極的な売買をやりにくくしている。日経平均株価は前週に大きく水準を切り上げたものの、1万7000円近辺は滞留出来高も厚く、足もとは利益確定売り圧力も意識されている。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、鉱業、鉄鋼、石油、卸売など7業種前後が高い。半面、値下がりでは電力ガス、ゴム製品、非鉄、その他金融、その他製品など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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