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【市況】7日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、素材関連株などが買われる


7日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は前営業日比23.19ポイント(0.81%)高の2897.34ポイントと5日続伸した。上海A株指数も上昇し、24.21ポイント(0.80%)高の3032.19ポイントで引けている。外貨建てB株相場もしっかり。上海B株指数が4.63ポイント(1.31%)高の357.48ポイント、深センB株指数が4.83ポイント(0.43%)高の1122.61ポイントで終えた。ベンチャー企業などで構成される深セン創業板指数は2.43%上昇している。

先週末までの好地合いを継ぐ。全国政治協商会議(国政助言機関)と全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が先週開幕したことで、政策期待が一段と強まっている。中国人民銀行(中央銀行)が朝方、人民元の対米ドル基準値を連日で元高方向に設定したことも追い風だ。

業種別では、素材関連株の上げが目立つ。鉄鋼の宝鋼(600019/SH)が3.9%高、非鉄の江西銅業(600362/SH)が5.6%高で引けた。李克強首相が全人代の冒頭演説で、「雇用の創出」と「供給過剰問題の対策」に注力する方針を提示。これら業種の産業構造改革が進むと期待されている。ITハイテク関連株や消費関連株、自動車株、発電株、運輸株、証券株、不動産株なども物色された。

【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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