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【特集】ミルボン Research Memo(8):店販強化の一環で製品ブランドのポジショニングを実施


■2016年の事業戦略

(2)製品群ブランドのポジショニング

コーポレートブランディングと併せて重要な取り組みが製品ブランドのポジショニングだ。ミルボン<4919>はヘアケア用剤、ヘアカラー用剤それぞれにおいて、対象となる年齢層や目的などに応じて、複数のブランドを展開している。元来がプロフェッショナルユースの高級品からスタートしたが、機能向上などに伴って、さらに高級・高価格帯のブランドもリリースしてきた。ヘアケア用剤の店販を強化するうえでは、こうしたブランド間の特徴と位置付けを整理・ビジュアル化することが必須ということから、製品群ブランドのポジションニングを行った。

ヘアケア製品のブランドポジショニングについては、美容室で使用されるプロフェッショナル用としてプラーミア、エルジューダが既存ブランドとして存在していたが、2015年に20代向けのジェミールフランを投入した。これらプロフェッショナルブランドも店販を行うが、さらに高機能のシリーズをプレミアムブランドとして位置付けた。国内も含めたグローバル展開用がグローバルミルボンとヴィラロドラだ。この2者の違いはヴィラロドラがオーガニック認証品という点だ。さらに、国内最先端技術で開発されたのがオージュアだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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