市場ニュース

戻る
 

【市況】概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値上がり、時価総額上位の金融株や石油株が上げを主導


【ブラジル】ボベスパ指数 49084.87 +4.01%
4日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1891.48ポイント高(+4.01%)の49084.87で取引を終えた。47193.68から一時50023.75まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは50、値下がりは11、変わらず0であった。

ブラジルの国営石油会社ペトロブラスをめぐる汚職疑惑に絡み、ルラ前大統領が家宅捜索を受け、事情聴取のため身柄を一時拘束された。ルラ氏はルセフ現大統領の後ろ盾であり、ルセフ政権への打撃は非常に大きいとみられることから、政権のマイナス材料は政治・経済・株価のプラス材料の図式により、ボベスパ指数は大きく上昇した(一時ほぼ6%高)。

【ロシア】MICEX指数 1878.29 +1.05%
4日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比19.60ポイント高(+1.05%)の1878.29で取引を終了した。1853.81から1878.29まで上昇し、高値引けとなった。

ロシア株式市場の取引時間帯においてブレント原油先物が37ドル台で堅調だったことが、ロシア株の下支えとなった。中国の追加緩和実施や今後の景気対策への期待から、アジアや欧州が株高になったこと。また、米国の2月非農業部門雇用者数が予想を上回る増加だったことも好感された。

【インド】SENSEX指数 24646.48 +0.16%
4日のインドSENSEX指数はやや強含み。前日比39.49ポイント高(+0.16%)の24646.48、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同9.75ポイント高(+0.13%)の7485.35で取引を終えた。

高く寄り付いた後はいったんマイナス圏に転じたが、その後はプラス圏を回復している。外国人投資家(FII)の買い継続が支援材料。FIIはきのう3日までに3日連続の買い越しとなった。また、中国本土などアジアの主要な株式市場が底堅い展開を示したことも買い安心感を与えている。

【中国本土】上海総合指数 2874.15 +0.50%
4日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比14.39ポイント高(+0.50%)の2874.15ポイントと4日続伸した。

時価総額上位の金融株や石油株が上げを主導。中国工商銀行(601398/SH)が4.4%高、中国人寿保険(601628/SH)が2.8%高、中国石油天然気(601857/SH)が3.2%高で引けた。消費関連株の一角もしっかり。

《CS》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均