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【市況】4日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高と4日続伸、大型株がけん引


4日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比14.39ポイント(0.50%)高の2874.15ポイントと4日続伸した。上海A株指数も上昇し、15.27ポイント(0.51%)高の3007.99ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場はさえない。上海B株指数が4.06ポイント(1.14%)安の352.85ポイント、深センB株指数が13.72ポイント(1.21%)安の1117.78ポイントで終えた。

政策期待が支え。全国政治協商会議(政協、国政助言機関)が3日(日本時間午後4時)開幕したことや、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日から開催されることが引き続き材料視された。ただ、全体としては荒い値動き。上海総合指数は前日までの3日続伸で約6%も上昇していたため、相場の過熱感が意識された。一時は1.78%安まで下げる場面がみられたものの、引けにかけて急速に切り返している。

時価総額上位の金融株や石油株が上げを主導。中国工商銀行(601398/SH)が4.4%高、中国人寿保険(601628/SH)が2.8%高、中国石油天然気(601857/SH)が3.2%高で引けた。消費関連株の一角もしっかり。

半面、ITハイテク関連株は急落。ソフトウエア開発の東軟集団(600718/SH)が8.8%下落した。バイオ薬品関連株や運輸株、不動産株、素材関連株などもさえない。ベンチャー企業で構成される深セン創業板指数も5.0%安と大きく下落した。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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