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【市況】ショートポジションをニュートラルにする/後場の投資戦略


日経平均 : 16,956.06 (-4.10)
TOPIX  : 1,369.97 (+0.92 )

[後場の投資戦略]

 日経平均は一時プラスに転じるなど底堅い値動きが続いている。米雇用統計の上振れ期待が高まっており、利上げ見通しに影響を与える可能性はある。それでも3月の米FOMCでの市場予想は「据え置き90%」である。雇用統計の結果が好感され、一方で追加利上げ観測が強まらないようだと、NYダウは17000ドル突破から一段のリバウンドが意識される。先回り的な動きはないだろうが、ショートポジションをニュートラルにする場面において、日経平均の押し上げにつながる可能性はありそうだ。
 大引けにかけては週末要因もあって利食いが強まる可能性はある。ただし、米雇用統計の上振れ期待のほか、原油相場についても底堅さが意識されてきている。中国では全国人民代表大会(全人代)の開幕を控え、政策期待なども高まりやすいだろう。16900-17100円処は価格帯別出来高で商いの膨れている水準ではあるが、レンジ上限辺りへのトレンドが強まる展開も意識しておきたい。(村瀬 智一)

《NH》

 提供:フィスコ

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